先日、ボリンジャーバンドについての解説をさせていただきました。
⇒初心者でもわかる!FXにおけるボリンジャーバンド今回は、このボリンジャーバンドを利用した取引の場面やその方法を少し掘り下げていってみたいと思います。
ボリンジャーバンド 形状の変化
ボリンジャーバンドは、価格変動が大きいときにバンドが開き、逆に変動の少ないときは狭まっていくというお話を以前させていただきました。
この、バンドが広がったときのことを「エクスパンド」、狭まった状態を「スクイーズ」と呼びます。
エクスパンドは「拡散」、スクイーズは「収束」という意味です。
この状態を鑑みながら、取引について考えていってみます。
どんな場面でボリンジャーバンドが使えるのか

ボリンジャーバンドは、順張りでも逆張りでも使うことのできる、非常に便利なテクニカル指標です。
スイングトレードやスキャルピング、デイトレードなど、FXには様々な取引方法がありますが、それに関わらず使用が可能となります。
逆張りで使用する場合
ボリンジャーバンドが示す指標をそのまま利用するのが、逆張りで使用する場合です。
ボリンジャーバンドについて解説した際にも書きましたが、±2σのラインのを超えるのは約4.6%です。
分析期間のチャートが変わらなければ、±2σのラインを超えた=一時的な異常値という可能性が高くなります。
「異常値なら元に戻るだろう」という考え方から、「±2σラインを超えたら逆張り」という取引方法が利用できます。
ただし、トレンドが発生してしまったらこの分析期間や相場が崩れてしまいます。
トレンドが発生した場合は、速やかに決済することをお勧めします。
順張りで使用する場合
逆張りのときと同様に、「±2σのラインのを超えるのは約4.6%」という前提があります。
また、「±3σのラインのを超えるのは約0.3%」という確率を考えると、これらのラインを超えた=異常値という考え方ができます。
つまり、「分析期間の相場が変わってしまった」という可能性が高くなったことを表します。
ボリンジャーバンドの±2σのラインを超えてトレンドが発生すると、トレンド側のバンドに乗り、上昇が続く現象が見られます。
これを、「バンドウォーク」と呼び、ボリンジャーバンドを順張りで使用する際の狙いです。
ちなみにこの現象が発生しているときのボリンジャーバンドは、エクスパンドした状態です。
ボリンジャーバンドはスクイズとエクスパンドを繰り返している=エクスパンドの前はスクイーズしていることになります。
スクイーズしているときに、ボリンジャーバンドの広がり方に注目しながら、エクスパンドが始まるのを捉えようというのが狙い目ということとになります。
まとめ
今回は、ボリンジャーバンドを使った取引や場面について解説をしました。
順張りで狙うか、それとも逆張りで狙うか、見極めの判断も非常に重要といえそうです。
この判断には、ほかのテクニカル指標を併用したり、分析方法の工夫も凝らしていくことができるでしょう。
ほかのテクニカル指標と併せて、チャート分析に役立てていってください。
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